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不動産鑑定士の取得後の道

●事務所を設立して独立開業する●


不動産鑑定士は鑑定評価やコンサルティング業務が仕事となるため、自分の知識と経験次第では、弁護士や公認会計士のように少ない運転資金で開業することができます。ただし、依頼があってこそ成り立つ仕事なので、顧客数が安定しない時期は仕事の受注は常に不安材料となることでしょう。
開業までの流れとしては、まずどこで事務所を構えるかを考えましょう。首都圏の都市部にするのか、地方で開業するのかによって、請け負う業務の種類は異なります。また、個人事業主として経営するのか、法人化するのかによっても手続きは変わってきます。特に、個人経営から法人に形態を変更する場合は、免許を取り直さないといけないケースもありますので、形態についてはじっくりと検討してください。
事務所を開くとなると、設備が必要になります、不動産鑑定士は物を売る商売ではないので、比較的少ない投資で済みますが、その中でも欠かせないのが、カメラ・パソコン・自動車・計測器具です。
カメラは鑑定書に写真を添付する際に必要となります。パソコンは鑑定評価書の作成やインターネット等で調査するのに重宝します。また、現地にいくために小回りのきく自動車は交通手段として絶対に外せません。そして、巻尺やコンパスといった計測器具は土地や建物を調査する現場作業に必須の道具となることでしょう。
このようにして事務所の開業準備が整えば、次は営業に回って仕事を取ることになります。とはいっても見ず知らずの人からいきなり仕事を受注するのは難しいもの。まずは人との交流を深めて信頼関係を築いていきましょう。じっくりと育んだ人間関係から、仕事を得るチャンスに出くわすはずです。


    ●企業内で不動産鑑定士として活躍する●


    不動産鑑定士といえば、事務所で鑑定評価をおこなっているイメージがあるかもしれませんが、勤め先はそれだけではありません。不動産会社や建設会社でマンション開発のプロジェクトに参加したり、銀行や証券会社といった金融機関で不動産投資事業に携わったりすることもあります。また、官公庁に進出して国家プロジェクトにも関わることがあるなど、独立開業しなくても、かなり広いフィールドで活躍することができます。もちろん、こうした特殊な資格を持っていると、他の社員より高い給料が望めることはいうまでもありません。不動産と金融の融合化が進む中で、企業内における不動産鑑定士の需要は高まりつつあるのです。

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